ノイズ除去
ノイズ除去は「どんなノイズか」で手段を選びます。常時鳴る環境音には afftdn、
低音のゴロつきには highpass が効きます。かけすぎると声が不自然になるので少しずつが基本です。
1. 環境ノイズを抑える(afftdn)
エアコンやPCファンの「サーッ」という定常ノイズに有効なFFTノイズ低減です。nf はノイズ床(dB)で、
値を下げるほど強くかかります。まずは -25 前後から試します。
ffmpeg -i input.wav -af afftdn=nf=-25 out.wav
2. より強力に消す(anlmdn)
非局所平均(non-local means)ノイズ除去。afftdnより強力ですが、かけすぎると声がこもります。
# より強力なノイズ低減(非局所平均)
ffmpeg -i input.wav -af anlmdn out.wav
3. 周波数でカットする(highpass / lowpass)
ノイズが特定の帯域に集中している場合は、フィルタでその帯域を削るのが手っ取り早いです。
# 低域のゴロつき・空調音をハイパスでカット(80Hz以下を減衰)
ffmpeg -i input.wav -af "highpass=f=80" out.wav
# 高域のサーッというヒスをローパスで抑える
ffmpeg -i input.wav -af "lowpass=f=12000" out.wavヒント
声の基音は男性で約100Hz・女性で約200Hz。
highpass=f=80 くらいなら声を保ったまま低域ノイズだけ削れます。実用:まとめてかける
# ノイズ低減 + ハイパス + 軽いゲートをまとめて
ffmpeg -i input.wav -af "highpass=f=80, afftdn=nf=-25" out.wavメモ
帯域を細かく調整したいときはEQ、音量を整える全体の流れはPodcast音声を整えるへ。